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ABS breeders journal2017

今回で9回目のGMSレポートは、GMSを利用して頂いている2戸の牧場を訪問し、アンケート形式で下記の質問に答えて頂きました。【GMSレポート質問文章】1 GMSを始めたきっかけ2 GMS改良方針3 GMSを始めてから変わった点4お気に入りの種雄牛5今後の目標6その他、何かあれば...北海道釧路市浅野牧場GMS利用歴9年つなぎ牛舎・放牧経産牛:65頭/未経産:50頭広大な自然に恵まれた釧路市で放牧酪農を営む浅野牧場、ここでは社長の徳昭さん、甥の竜彦さん、従業員の3人で協力して牧場を支えている。1授精師さんからの紹介。10年ぐらい前から種雄牛が大体絞られてきて近親交配が問題になり、授精する種雄牛を選ぶことに苦労した。以前は共済の選定種雄牛の中から授精師と相談しながら選んでいた。乳器がプラス、生産寿命が長い、分娩難易度が低い、体高が大きすぎない牛などの要望を出しても、近親交配になってしまうなど、種雄牛を選ぶ事が煩わしくなってしまった。GMSはそんな要望に応えてもらいながら、ABS種雄牛だけでなく、第二候補では共済の選定種雄牛も含めて交配を組んでもらえる事が始めるきっかけとなった。2欠点の少ない牛を作ることを目指した。あまり大きい牛はいらなく、牛床サイズに合った牛を揃える事で作業を楽にし、牛群全体の能力、体型などの底上げをはかりたかった。3最近は特に牛が揃い、見分けがつかなくなった。GMSによる交配でできた娘牛が約3世代目になり、乳器が揃ったように感じる。特に後乳房の高さが高くなり産次を重ねても乳房が落ちる牛は減少した。また、乳房炎が減り、第四胃変位などで淘汰することが無くなり、牛が長持ちするようになった。GMSを始める以前の乳量は8,400 kgだったのが、9,500 kgに伸びた。繁殖の成績もよくなり、平均授精回数1.7回、分娩間隔400日~410日の間ぐらいになるようになった。後継牛がしっかりと確保できるようになった為、見切りをつけて選抜淘汰をする事もできている。以前のように苦労する牛がいなくなったので大変ありがたい。4ドーベルマン(29HO13363)がお気に入りで3年~4年使用した。その他にはガレット(29HO13083)も多く使用した。オーマンの子をたくさん使った事により、牛が大きすぎず、長持ち3 Breeders Journal