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概要

BJ201909

今回で11回目のGMSレポートは、GMSを利用しておられる2戸の牧場を訪問し、アンケート形式で下記の質問に答えていただきました。【GMSレポート質問文章】1 GMSを始めたきっかけ2 GMS改良方針3 GMSを始めてから変わった点4お気に入りの種雄牛5 GMSゲノムメイトについて6その他、何かあれば...音更町河田牧場GMS利用歴11年フリーストール・ロボット経産牛:95頭/未経産:93頭牧場では、経産牛を95頭飼養しており、搾乳ロボットを利用した管理を行っている。また、2019年6月には米国のゲノム検査を行ったのでGMS交配に反映させる予定である。1敬貴さんは上川のNOSAIに獣医師として在籍していたが、2007年に実家の牧場で就農した。当初からロボット搾乳に関心が高く、搾乳性に優れた牛群改良を目指そうとした。自家授精をする際、種雄牛の選定に苦慮していたが、ABSの営業担当者にGMSを紹介されたのが始めるきっかけである。2搾乳ロボットに合わせ、体型と健康形質を重視している。特に乳頭配置は、ロボット搾乳において極めて重要な上、牛が自ら歩いてロボットに入るためには健康でなければならない。例えば、肢蹄を傷めたり、体調が悪くなったりすると歩いてロボットに入っていくことが困難である。そういった牛が1頭でもいると、1日の仕事の流れに支障が出る。GMSを利用して、体型の揃った健康的な牛を増やすことを望んでいる。3牛の体型が全体的に揃ってきた、導入牛と自家生産牛の違いが一目でわかるようになった。特に未経産牛は体型がよく揃い、体高がすべて同じ高さに改良されている。泌乳能力でも遺伝改良が進み乳量、乳脂肪率が増加した。就農した当時約9,000 kgだった乳量が現在は約12,000kgに増加している。4特にはいないが、ジーブス、ガレットの娘牛が多く牛群に残っている。しかし、特に印象が強いというほどでもない。ただ、目立たない牛=手のかからない牛であり、そういう牛こそが良い牛写真中央:河田敬貴さん写真左:一条(ABS新人- 5頁にて紹介)写真右:神田(ABS新人- 5頁にて紹介)2008年5月にGMSの利用を開始した河田牧場は、社長の敬貴さんご夫妻とそのご両親の計4人で酪農を営んでいる。3 Breeders Journal